ここではお酒ができるまでの工程をご紹介いたします。
日本酒はお米を発酵させて造られます。発酵とは、酵母が糖分を食べてアルコールを出すことです。糖分は麹が蒸米を食べて糖分に変えて造られます。この2つの現象が同時に起きているので、「並行複発酵」と呼んでいます。世界のお酒をみても「平行複発酵」でお酒ができるのは日本酒だけといえます。

- 精米/飯米で10%の精米をするのに対し、酒造用の米は30〜70%も精米します。酒造りを邪魔する成分を取り除くためです。
- 洗米/精米した時に付いた糠を落とすために洗います。洗米が終えたら、水に浸けて浸漬させます。(写真はこちら)
- 蒸米/大きな甑で40分〜60分かけて蒸します。蒸米は麹、酒母、もろみの仕込みに使われます。(写真はこちら)
- 麹造り/室(むろ)と呼ばれる室温28〜35度、湿度34〜40%に保たれた部屋で蒸米は麹屋によって47〜52時間かけて麹になります。(写真はこちら)
- 酒母(もと)/蒸米、麹、純粋培養酵母、乳酸菌、水を小さなタンクに添加し、14〜24日間かけて酒母を造ります。(写真はこちら)
- もろみ/当社で造られるもろみは添・仲・留仕込みとよばれる寒中三段仕込みを経て、23〜33日間かけてお酒になります。添仕込みの材料は酒母、麹、蒸米、水で、仲・留仕込みの材料は、麹、蒸米、水です。三段仕込みを経て、麹は蒸米を食べて糖分を出し、その糖分を酵母が食べてアルコールと炭酸ガスを出してお酒が造られます。もろみのプチプチはじける音は、酵母が元気な証拠なのです。もろみ係は温度管理のほかにこの炭酸ガスを抜く作業(櫂入れ)を朝夕の2回しています。櫂入れをしないと、酵母は酸欠や糖圧迫で死んでしまいます。
- 圧搾(しぼり)/発酵を終えたもろみは圧搾機でお酒と酒粕に分けられます。お酒が充填される四角い袋が22枚入っているアコーディオンのような形になっていて、一方向に圧力をかけて一日かけて搾ります。その後、袋と袋の間に残った粕をヘラではがします。これが酒粕です。
- 調合・濾過・火入れ/しぼられた新酒は酒質の向上とバランスをとるため調合し、濾過機で色や雑味を取り除いた後、約65度で加熱殺菌されます。
- 貯蔵/火入れされたお酒は、低温貯蔵庫でゆっくり熟成の時を待ちます。(写真はこちら)
- 瓶詰め/瓶に入る直前にもう一度火入れをし、瓶詰めされます。その後、不純物がないか一本一本目で確認し、ラベルを貼って出荷されます。
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